2014年12月11日木曜日

御重箱にお節を詰める・・・戦後の百貨店の戦略 ♪


こんにちは 北市漆器店スタッフ KITAICHI Hirokoです。

常日頃 重箱の新しい使い方をご提案させて戴いている私どもではありますが・・・

今日は さすがに お正月間近ということで

御重箱に 「お節を詰める」 というお話・・・

重箱の歴史は かなり古く 室町時代には既に使われていたと云われています

料理を入れて二段から五段に積み重ねますが、

重箱が一般的に普及したのは江戸時代・・・

本格的に重箱の製造が始まり 武家や大名のもとで漆塗りや蒔絵の豪華なものが作られました

このころから 狩りや お花見に出かけるときの持ち運びに便利なものも作られました

いまでいう お弁当箱ですね ♪




一方 お節料理とは・・・

元々奈良時代から 朝廷内で節会の行事の際に供された高盛にされたご飯・・・

それを庶民がならって行うようになったものとか・・・

徐々に お正月料理として 普及していきましたが

もともとは お膳盛られた料理を 「お節」 

お重に詰められた料理を 「食積」 と呼んでいたようです。

重箱にお節料理を詰めるようになったのは明治時代以降のこと

そして、なんと・・・!

重箱にお節を詰める手法が 完全に確立したのは

第二次大戦後・・・

デパートなどが見栄えの良い 重箱入りのお節料理を販売した

ことによるとも言われているそうです !!!

これには 私も驚きでした(@_@)(@_@)(@_@)!!!

文化とは 常に時代に応じた 新しい使い方  販売方法 がその源流であるということ・・・

実感しました (*^_^*)

商品のお問い合せ http://www.kitaichi.com/ (株)北市漆器店

アメーバーブログ エルさんの http://ameblo.jp/tatuyuta/しあわせな器たち老舗漆器屋の女将が漆器の新しい使い方を提案しています。

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